シングルパパ、Big Daddy、時々旅人

会社では部下や若手社員のBig Daddy、家では二人の子どもをワンオペで育てるシングルパパ。そして趣味は海外旅行。人生に福あり。

【子連れ海外旅行】LCCは本当に安くてお得か?

家族で海外旅行は金が掛かる!

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ヨーロッパに行くとなると100万円以上掛かることも

独り身の時にも海外旅行は大きな出費でしたが、いざ子連れで海外旅行に行くとなると全員分の旅費はかなりの金額になるので、尻込みしてしまいます。そんな時の救世主になりうるのがLCC。"台湾まで4,980円" "香港からの復路が10円"などと魅力的な料金が続々と出てきます。ただ、本当にお得なのでしょうか?

 

LCCが常に安いという訳ではない

"LCC=安い"ということで、LCCに対象を絞って航空券を探しがちですが、航空券の料金は空き状況によって大きく変動しますので、日によってはLCCが高くなってしまうこともあります。

下記は今年の夏休みの7/28(土)~30(月)にソウル2泊3日の旅行に行く際の航空券の料金です。全日空の料金がLCCのエアソウルの料金を下回っています。

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また金額のほかにもこんな違いがあります。

  • 2泊3日という短い期間ながら、全日空利用時は現地滞在時間が15時間以上長い
  • 全日空は機内で日本語が問題なく通じる
  • 全日空は機内食が出る
  • エアソウルは遠い成田空港&インチョン空港、全日空は市街地に近い羽田空港&金浦空港を発着する

このように大きな違いが出る場合には、あえてLCCを利用するメリットはありません。

 

LCCは航空券料金以外に掛かる諸費用が高い

大手航空会社の場合は当たり前のように無料のことが、LCCではことごとく有料になります。下記は今年の正月に実際にLCCのエアアジアでバリ島に行った時に航空券料金とは別に掛かった諸費用の金額です。※利用するLCCによって金額が異なります

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もちろん座席指定をせずとも座席はどこかに確保されますが、複数人数の場合は座席がバラバラになってしまうので、子連れ旅行で座席指定をしない訳にはいきません。3人の座席指定料が往復で1万円を超えていますので、それなりです。またLCCの航空券を購入する際にはクレジットカードの決済手数料が掛かります。エアアジアは比較的安いほうですが、1名あたり3千円以上掛かるLCCもあります。

最も大きな出費はスーツケースを預ける際の料金です。エアアジアの場合、事前に申し込む場合でもスーツケース1個あたり3,900円(20kgまで)ですので、やたらに個数を増やせません。ちなみに25kgで4,900円、30kgで5,900円、40kgで7,900円です。もし事前予約なしに空港で預ける場合は、20kgで6,000円と割高になります。それ以降は1kgあたり2,000円の超過料金が掛かります(日本発の場合)。子連れ旅行は何かと荷物が多くなるので、注意が必要です。正月のバリ島旅行では3人に対して20kgのスーツケース1個の金額しか払っていなかったので、荷物は最低限、現地でお土産もあまり買えませんでした(その分、出費も抑えられましたが....)。

LCCの機内は寒いことが多いのですが、極寒の上空で十分に暖房していないからだと言われています(経費カットですね)。LCCでは毛布をもらうのも有料ですので、売り上げアップにも貢献しているのかもしれません。エアアジアの場合は、毛布とエアー枕とアイマスクのセットが事前購入で1400円だったので、1セットのみ購入しました。フリースのコンパクトなブランケットなどを持ち込むといいと思います。

機内食ももちろん有料です。事前購入なら飲み物付で500円、機内で購入する場合は9万ルピア(約720円)でした。通常の航空会社ではトレーにサラダ、前菜、メイン、デザート、パンなどがセットされていますが、LCCの機内食はメイン(ご飯もの)ですので、あくまで腹を満たすだけのもの。機内の楽しみという感じではありません。

 

LCCには子ども料金がない

基本的にLCCの料金は大人も子ども(2歳以上)も同じです。一方で通常の航空会社では運賃によって子ども料金が設定されていて、その場合は大人の料金の7割程度となります。旅行会社で購入する場合は子ども料金がないケースがあるので、うちは航空会社の公式サイトで購入することが多いです。公式サイトで直接予約する場合は、予約時に座席指定やチャイルドミールのリクエストができるので、子連れ旅行には安心です。

多くの航空券比較サイトでは子ども料金を含めた家族全員分の総金額が表示されるので、まずはこれらのサイトで比較してから、実際にどこで購入するのかを決めましょう。うちは使い勝手が良いスカイスキャナーをよく利用しています。

https://www.skyscanner.jp/

 LCCを使うべきか?

圧倒的に安ければ、利用価値は高いです。ただし、航空券料金以外に掛かる諸経費を足し込むと通常の航空会社より高くなることがありますので、事前にその金額を確認するか、実際に予約を進めてみて(決済はしない)金額を確認する必要があります。

またLCCのほうがフライトの時間が良い場合は、金額に関わらず利用する価値があります。LCCは夜中や早朝に発着するケースが多く、子連れ旅行には使い勝手が悪いフライトが多々あるため、注意が必要です。ですが、長距離の場合はナイトフライトをうまく利用すると時間と宿泊費の節約にもなります。殆どのLCCにはエンターテイメント(座席前の個人モニター)がないので、昼間のフライトは本当に暇です。その意味でもバンコク、バリ島、クアラルンプールなどの比較的距離が長い路線ではLCCのナイトフライトの利用価値は高いのではないでしょうか?

 

まとめ

個人的には積極的にLCCを利用したいとは思いませんが、LCCの登場で全体の航空運賃が下がり、旅の選択肢が広がりました。航空券の料金は空き状況に応じて変動するので、出来る限り早く空席が多いうちに予約するに越したことはありません。通常の航空会社の多くは1年先までの予約ができるケースが多く、一流と呼ばれている航空会社もかなり安く予約できることが多々あります。うちもだいたい1年前~9ヶ月前に予約をしています。一方でLCCはそこまで先の予約はできないことが多いのですが、2~3ヶ月前にセールを行うことがよくありますので、それに当たるとかなり安く予約ができます。そんな時は迷わず旅に出ますね(笑)。

子連れ旅行はそれじゃなくても不安が多いので、先手必勝がオススメです!

 

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