シングルパパ、Big Daddy、時々旅人

会社では部下や若手社員のBig Daddy、家では二人の子どもをワンオペで育てるシングルパパ。そして趣味は海外旅行。人生に福あり。

シングルパパになる

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誰も好き好んでシングルパパになったわけじゃない。最愛の嫁さんを病気で亡くして、小学6年生と小学2年生の二人の子どもを持つシングルファザーになったのが、約2年前。

嫁さんが入院した時は子どもたちの面倒は見てきたし、それなりにイクメンをやってきたつもりでいたけど、いざ嫁さんがいなくなると自分の子どもたちのことをどれだけ知らなかったかを痛いほど実感。子どもたちが好きな食べ物、友達関係、苦手な科目、将来の夢、そして母親への想いなど、とにかく知らないことだらけ。結局、イクメンとは父親の自己満足だった。

料理はそれなりに得意で週末の食事を担当していたので、フライパンなどの調理器具がどこにあるかくらいは知ってたけど、食料の買い置きがどこにあるのか、どこで何を買っているのか、幾らで家族分の食事をやりくりしなきゃいかないのか、そんなことは全く分からず。

貯金通帳がどこにあるのかは知ってたけど、その他の大事なものや書類、特に子ども関連のものがどこにあるのか?途方に暮れていたところ、嫁さんがきちんと分類し、ラベルを付けて整理してた。こんな日が来ることを想定していたかどうかは分からないけど、そんなこともつゆ知らずで13年間も一緒に暮らしてきたんだな。

その時に嫁さんが毎年買い換えてた手帳を大量に発見。その中には日々の出来事や子どもたちの成長の様子がほぼ毎日書かれていた。「○○が100点のテストを持って帰ってきた。凄いね!」「△△が友達とケンカしたらしい。明日、ゴメンなさい言えるかな?」…もしかしたら仕事から帰ってきた時に話してくれたかもしれないけど、95%は知らない。何気ない日々の出来事ではあるけど、母親から子どもたちへの溢れんばかりの愛を感じ、それと同時に自分一人でこの子たちを育てていくことに自信を無くしてしまった。

ずっと父ではあったけど、こうしてシングルファザーになった。

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